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ラボ施設長がゆく!林業作業の体験講座レポート

スタッフのつぶやき

皆さま、こんにちは。
長野県東御市に、2022年OPEN予定!
木育をテーマとした木の体験複合施設「ミマキウッドラボ」施設マネージャーの栁沢です。

今回は私が参加している林業作業体験講座のご紹介をしたいと思います。
会場は塩尻市にある長野県林業総合センターの森林学習展示館。毎月一回、一年をかけて「植えて、育て、伐って、使う」という林業の基本的な流れや技術を、一般の人でも実習を通して学ぶことができる講座です。

受講者は15名で、参加の動機はひとそれぞれ。
私のように林産関係の仕事に就いている方もいれば、地区の作業で伐木をする方や、移住してきて薪ストーブを始めたいからといった方もいます。年齢層もバラバラで、色んな世代が集まってワイワイと作業をしています。

今までの実習内容のご紹介

5月は植林がテーマで、展示館敷地内の伐採跡地にカラマツの苗を植えました。

カラマツの植栽密度は2,000~2,500本/ha程度といわれており、広大な土地に2m間隔でひたすら苗を植えていきます。苗の形状や道具は改良されてきているとのことですが、結局は人力作業。参加者15人でもなかなか終わらないのに、人手不足の林業の現場で植えるのは…気が遠くなりますね。

7月と9月は植林後の手入れについて、「下刈」を行いました。

苗を植えた場所にはそれを覆い隠すほどの雑草や灌木が勢いよく生えてきます。苗に光や栄養が届くようにそれらを刈払わなければならないのですが、中には有益なものや予備として残しておきたいものも混ざっています。全体を見回し、将来的にどんな林にしていきたいのかを考えながらの作業でした。

草に埋もれている苗木

このような季節ごとに異なる手入れが何工程も続き、数十年もの年月を経て木材となります。この研修を通して、ひとつひとつの作業の意味と大変さを学び、身近な山並みの価値を改めて実感しました。

残りの研修では伐採から加工までを学ぶ予定です。
ようやく普段の分野に辿り着くので、より真剣に楽しく受講したいと思います。
そのレポートはまたの機会に。

今回のブログは緑一色の写真ばかりになりました。。。
一面の緑の中に、どんな種類の植物があって、それが役に立つのか害なのか、現状で良いのかダメなのか、色んな要素が詰まっていて奥が深い。
山の勉強は尽きないです。

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